【食品工場】今日の雑学【品質管理】

食品工場の品質管理の皆様に捧げるちょっとした雑学

No1  地球一周4万㎞? ~mの定義について~

もともとm(メートル)とは

「地球の北極点から赤道までの距離を1000万分の1にした長さ」

と定義されていました。

地球の4分の1の長さが10,000,000m=1万㎞と定義されていたのだから、地球1周4万㎞とというわけです。

 

ただし現在は光の速さを基準にした別の定義が採用されています。

地球は自転により、赤道方向にわずかに膨らんだ楕円体に近い形をしています。正確な球形でないこと、地表に変化が生じると”1m”となる長さが変わってしまうことなどから、基準とするには適切ではないと判断されたことが理由です。

 

現在の1mの定義は「光が真空中を1/299,792,458秒間の間に進む距離」です。

 

ものさしを使うときは光の速さに想いを馳せてみてはいかがでしょうか?