【食品工場】今日の雑学【品質管理】

食品工場の品質管理の皆様に捧げるちょっとした雑学

No27 実際に起こった食品アレルギーによる事故

【ケース1】

学校給食で提供されたチーズ入りチヂミによる死亡事故

発生日:2012年12月

アレルゲン:乳製品

状況:

被害者は乳製品へのアレルギーを持つ小学5年生女児。提供されたチヂミはチーズを抜いたものであったが、女児がお代わりを求めた際、担任が確認不足によりチーズ入りチヂミを渡してしまった。

食後女児の体調が急変。校長が14分後に女児の持っていたエピペンを注射。その後救急車で搬送されましたが、心肺停止になってしまった。

 

※エピペン:アナフィラキシーの症状を和らげるアドレナリン自己注射製剤)

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エピペンの入手には医師の処方が必要です。

こちらに掲載したのは、いざって時にちゃんと使えるようになるための練習用エピペンです。

 

【ケース2】

食後の運動によるアレルギー事例

発生日:2013年8月

アレルゲン:小麦

状況:

中学校3年生男子が昼食に小麦が使用されたサケのフライを食べた後、昼休みにサッカーをし、体調が悪化。養護教諭がエピペンを投与後、救急車で搬送。一日入院し回復した。

「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」という、原因食物を食べただけではアレルギー症状は起こさず、食後に運動することでアナフィラキシーが起こるという症例。

 

 

【ケース3】

小麦由来成分のはいった化粧石鹸の使用による、アレルギー症状

公表日:2013年4月

アレルゲン:小麦

状況:

小麦加水分解物が配合された石鹸を使用することにより、もともと小麦アレルギーはなかったが、小麦アレルギーを発症するようになったという事例。

食べるだけではなく、触れることによりアレルギーを誘発されることがあるという事例です。

 

 

詳細は厚生労働省国民生活センターなど各種公的機関のHPで確認できます。