【食品工場】今日の雑学【品質管理】

食品工場の品質管理の皆様に捧げるちょっとした雑学

No37 水は1㎖で1gってホント? ~密度の話~

【密度とは】

密度とは「単位体積当たりの質量」のことです。

この説明でキーになるのが「体積」と「質量」です。

 

それぞれを解説すると

体積とは「物体が占める空間部分の大きさ」のことで、単位としては㎤や㎖になります。

 

質量とはざっくりというと物体そのものの量のことで、単位としてはgとか匁(もんめ)とかになります。

 

密度は「質量÷体積」でもとめることができます。

 

 

【水の特性について】

一般的に液体の体積は温度が上がるを大きくなり、

逆に下がると小さくなります。

しかし水は特殊で約4℃の時に体積が最も小さくなります。

この特性の説明に関しては別の機会にゆずります。

 

 

【水の密度】

水の体積が最も小さくなるのは4℃。

なので4℃の時の密度が最も高く、水の場合は0.99997g/㎤になります。

これを1gとして計算しているので水は1㎖=1gとなります(1㎤=1㎖)

 

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水の温度と密度の相関は上のグラフのようになります。
水1㎖=1gとは4℃の時の話と覚えておいてください。