【食品工場】今日の雑学【品質管理】

食品工場の品質管理の皆様に捧げるちょっとした雑学

No.43 紅茶と緑茶の違いって何?

色も香りも全く別物に見える「紅茶」と「緑茶」

実は原料は一緒で、同じ「茶の樹」の葉っぱになります。

 

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↑お茶の木の苗木。生垣なんかにも使われます

 

違いはどの程度発酵させたか(正確にいうと酸化)


まったく発酵させずに仕上げた物が緑茶、完全に発酵させて仕上げた物が紅茶になります

←こんな感じに

 色味に違いがでます。

日本紅茶協会によると、ヨーロッパにお茶がもたらされたのは17世紀。

 

1662年にイギリスのチャールズ2世のもとに嫁いだポルトガルの女王キャサリンが、当時はまだ希少であった砂糖を、「東洋の秘薬」として同じく貴重であったお茶に入れて飲むという習慣を持ち込み、これがイギリスの喫茶の習慣として根付いていったとのことです。

 

当時は緑茶だったそれが、いつしか紅茶となったその経緯は定説がありませんが、半発酵のお茶であるウーロン茶系のお茶をヨーロッパ人の好みに合わせて改良しているうちに紅茶が誕生した、と言われています。