No.44 手の平の毒
食中毒の原因菌の混入を防ぐ上で、特に重要なのは「手」です。
「黄色ブドウ球菌」という微生物は広く分布しており、土壌・河川などの環境中だけでなく、人の鼻腔、咽頭、腸管等にも生息しており、特に化膿した傷口や爪の隙間などは要注意すべき繁殖のポイントです。
これが食品に混入した場合、「エンテロトキシン」という毒素を作り、この毒素が激しい吐き気・嘔吐・下痢を引き起こします。
黄色ブドウ球菌本体は熱に弱いですが、エンテロトキシンは熱に非常に強い毒素で、一度生成されてしまうと除去はほぼ難しい物質です。
対策は「混入させない」そして「エンテロトキシンを作らせるまえに殺菌する」ことです。
手を怪我している人は必ず手袋をつけて作業してください
※作業内容によって使いやすいものを選んでください
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