No.58 ポンプのキャビテーションについて
「キャビテーション」、空洞現象とも言い、一言でいうと流れる液体中に気泡が生じる現象になります。
液体はたとえ常温であっても周囲の圧力が下がると沸騰します。
ポンプは回転体や配管径が変わる部分などで圧力の差が生じる場所では、圧力の低下により局所的に蒸発(微細な気体の発生)が起こります。
このようなキャビテーションが生じると、本来液体を送るためのポンプが気体を送っている状態になるため、ポンプの効率が低下します。
またこの泡が消失する際には大きな衝撃圧が発生し、この衝撃圧がポンプや配管に深刻なダメージを与える可能性があります。
※こちらの動画がわかりやすかったです
キャビテーションが発生した場合、異常な震度や騒音が生じます。
ポンプ稼働時の音や動きには注意しましょう。