No.52 乳化って何?
水と油は本来混ざりません。
それは水の分子と油の分子、それぞれがそれぞれを引っ張る力(表面張力)に違いがあるからです。
この本来まじりあわない物の片方を微粒子化し、もう片方の中に浮いている状態を作ることができれば、疑似的にまじりあった状態を作り出すことができます。
これを乳化と呼びます
■乳化のモデル図
身近にある食品ではドレッシング(油+お酢)が挙げられます。
ほっとくと水と油にわかれてしまうため(「分離」と言います)、使用前に振って乳化させて使いましょう。
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No.51 酵素(こうそ)って何?
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健康飲料としても販売されている「酵素」
とても良いものというイメージがありますが、そもそも酵素とは「生物の体の中で起こる化学反応を手伝う分子」です。
化学反応を手伝う物質は「触媒」と呼ばれます。
酵素は「触媒として機能する分子」と言えます。
酵素によって促進される化学反応は酵素がない場合に比べて100万倍以上早いとも言われます。
酵素ありで1秒かかる反応があるとしたら、酵素がないなら11.5日かかる計算になります。そんなに待ってられないですよね。
そんな風に生物が生きていく上で欠かせない物質、酵素ですが、基本的にたんぱく質で構成されており、熱やpHの変動によって活性を失います(失活する)
適切な場所でしか働けないけど、働く時は誰よりも働く、そんな酵素です。
No48 ウーロン茶って?
紅茶でも緑茶でもない「ウーロン茶」
その名前の由来は諸説ありますが、国広東省で製茶されたこの茶葉の形状や色が烏のように黒く、龍のように曲がりくねっていることから名付けられたといわれています。
確かに龍のようにみえる…?
過去記事でも触れましたが、烏龍茶は茶葉を半分発酵させたお茶です。
中性脂肪の燃焼を促す効果があり、ストレス緩和効果のあるテアニンが含まれていたりと、健康面にもよい効果があります。
おいしく淹れるためにはまずは茶葉をよく見ること
茶葉が固く引き締まっているものには95℃程度のお湯で、茶葉がゆるく開いているものには80℃程度のお湯で抽出するのが望ましいとされています。
また、使う茶葉は1杯3g程度が適量ですが、これも茶葉が引き締まっているものは少なめに、開いているものは少し多めにするのがよいとのことです。
抽出時間の3~5分と少し長め。好みによって変わる部分です。
ウーロン茶は同じ茶葉使って何度も抽出できるのが特徴ですので、沢山試して自分の好みを見つけるのも楽しいかもしれませんね。
No47 PETって何?
飲料ボトルでおなじみペットボトルのペット(PET)とは、「ポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate)」の略称。
プラスチック素材の一種で加工しやすく、耐寒性があり、透明性、耐水性に優れます。
半面、通常のペットボトルで50℃程度という耐熱性の低さ、アルコール濃度は20%が限界という耐薬品性の低さ、耐酸性の低さが短所として挙げられます。
(耐熱性は加工の対象物によって異なり、耐熱ボトルなら80℃程度、フィルムなどの加工で200℃近い耐熱性を持ちます)
以上のような特性から、下記のような様々な物に加工されます。
●ボトル
飲料用だけでなく、醤油やドレッシングなどの各種調味料の容器として使用されます
●食品トレイ
フルーツ用の容器や卵のパックなどに使用されています
●合成繊維
PETは「ポリエステル」という合成繊維の一種にも該当し、衣類などでポリエステルと記載されている場合のほとんどはPETということだそうです。
あなたの身近のPETを探してみると面白い発見があるかもしれませんね
No.46 芽胞ってなに?
食品の品質管理業務をやりはじめると、ちょこちょこ聞くようになる「芽胞(がほう)」
図で描いたらこうなります
芽胞は熱や環境の変化に強く、通常の微生物が死ぬような殺菌を行っても残る可能性があります。
よって「滅菌」という考え方や、
生存に適さない環境の維持などが大事になってきます。
その他、語るべき内容は色々ありますが、今日はここまで